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図1のように、細長い磁石を真中で半分に切ると、短い磁石が2つ出来ます。この2つの磁石のそれぞれを、真中でさらに半分ずつに切ると、同じように磁石が4つできます。同じ操作を繰り返していくと、どんどん短い磁石が出来ていきます。

図1. 磁石を長さ方向に切った様子 |

図2. 磁石を幅方向に切った様子 |
また、図2のように、磁石の幅方向に半分に切っても、細長い磁石が2つ出来ます。この磁石の幅方向にさらに半分に切っても、同じように磁石ができます。磁石にこのような性質があるのは、図3のように、磁石が向きの揃った小さなミニ磁石からできているからです。そして、磁石の大きさがミニ磁石より小さくなると、磁石としての性質がなくなってしまいます。
物質を構成する原子には、スピンと呼ばれる磁気の最小単位の磁性があります。ミニ磁石は、そのスピンが向きを揃えて数多く集まったものです。磁石になる代表的な物質として鉄が知られていますが、鉄のミニ磁石は、一辺が約15ナノメートルの立方体の大きさになります(1ナノメートルは、1ミリメートルの百万分の1の大きさです)。

図3.磁石とミニ磁石
ホワイトボードについている、紙を止めるためのピン磁石はフェライト磁石と呼ばれる永久磁石で作られています。フェライト磁石は鉄の酸化物が主成分のセラミックですのでハンマーで叩けば簡単に割ることができます。 棒磁石と同様に、割れたフェライト磁石の破片一つひとつは磁石のままです。 自動車の初心者マークは1マイクロメートルくらいのフェライト磁石の粉をゴムに練り込んだものです。
回答者:秋田県高度技術研究所 鈴木 淑男
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